
手引き石臼
抹茶生産の世界では、古来から石臼で碾茶(テンチャ)を挽いて生産をしています。
石臼は1尺1寸(直径30センチ)上臼25kg・下臼25kg、これを動力で稼働させて、素晴らしい抹茶が生産されています。
石臼の石材は材質選定と加工技術の存在があって特定の地域の石が古くから安定供給されていました。
石の産地としては香川(庵治)・京都(宇治田原)・愛知(岡崎)・福島・他で対象石材は花崗岩であります。
近年抹茶の需要が茶道の道だけではなく、食品への添加として大量に需要が伸び、設備投資も進む傍ら、石加工する石工さんは石臼を作るより利益の大きい墓の仕事に移行するようになりました。墓石のほうが需要が高くなったため石臼に石材が廻って来ない状態になって来ました。即ち石材は高くなり、石臼作成の技術を持つ石工が居なくなってしまったのです。
従いまして、手挽石臼は手間がかかり、上記条件のために入手困難であります。
インターネット情報で外国産が安価でありますが、国産抹茶用石臼を扱う立場として石材の質・加工技術等々を総合して考慮致しますと、十分にご注意いただく必要がございます。
他の石臼はそばや他の粉が挽けるからといって、抹茶は挽けませんからご注意!

手挽き石臼

電動石臼

電動石臼機も大変ご好評いただいております。

※石臼から移行して抹茶生産は専用粉砕機があります。お問い合わせください。